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日本支援で開発されたネリカ米など、稲作開発地域
アフリカの米生産のほとんどは、歴史的にも有名なエジプトのナイル川周辺地域のエジプトである。
エジプトは、ジャポニカ種を栽培する米輸出国でもある。ギニアにおける稲作の普及も近年目覚しい。
アフリカ全体でみると、米を生産する国は多いようであるが、統計上、数字の上がってくる国は10カ国ほどでその生産量は少ない。
日本の協力により、アフリカ在来のアフリカ稲とアジア在来のアジア稲の交配種(ネリカ米)栽培をするなど稲作の普及をすすめているなど、米の収穫量は増加している。
本来は水田で収量が安定する稲作は、灌漑がすすんでいないアフリカ地域にとって、問題が多く、実際在来種が陸稲であることから、現在においても陸稲の稲作が盛んである。
米の生産量以上に消費量は多く、米の輸入は食糧事情を安定させる上で必要となっている。
アフリカ大陸では人口増による食糧問題を抱えている。
ただ、購売力が伴わないことから、大きな米(穀物輸入)市場であるにもかかわらず有効需要になっていない面も否めない
全体として、輸入量は多く、今後の米輸入が、米輸出国にとって需要のすべてが商業ベースになるのかは不明である。
アフリカでの米は、もともとは高価な食材であったが、都市部を中心に普及が進んでいる。
しかしながら、アフリカの貧困地域に見られる食糧難は、稲作に拘りすぎることなく食糧の供給を第一に考えた農政であったり、援助であるべきであろう。
アフリカの在来種:アフリカ稲
植物学上のイネを考えたとき、広く流通しているアジアイネとは異なるアフリカイネが栽培されている地域である。アフリカイネは、アフリカ大陸西部のニジェール川周辺で栽培されているイネである。
ネリカ米:ニューライスフォーアフリカ(アフリカの新品種)の略
アジア稲とアフリカ稲を交配し、アフリカ地域で栽培しやすく多収の性質の稲である。
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