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小麦・とうもろこしと三大穀物の二つのメジャーを持つ国であるアメリカの米は、あくまで輸出用作物として生産されている。
かつては、米も世界最大の輸出量であったが、タイの生産力向上、ドル高による国際競争力低下などで、1位を退いた。
輸出量が低下した原因には、それまでの有力市場であったアジア各国が自給化を達成したこともあげられる。
しかしながら、アジア各国の安定のため自給化のため稲作を支援してきたのも、ほかならぬアメリカであった。
穀物市場に変化があらわれたのは、06年である。
穀物燃料(化石燃料に変わるエネルギー政策)により穀物相場の上昇がはじまり、金融や景気の影響から穀物が投機の対象となった。
穀物相場の上昇は、自国の農業保護に必要な費用負担の軽減させている。
この状況は、アメリカ産穀物によって世界の穀物相場の安定(下げ相場)が行われる可能性が低いということである。
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