EUの米生産はわずかで、イタリアとスペインの生産がほとんどである。

イタリアには、全国米連合があるが、EU内で特に米だけに特化した機関もなく、作目としてはマイナーな存在である。
ただ、イタリア・スペインはアジア文化国と全く異なる食文化を持つ事から、アジアには見られない珍しい品種があり、イタリアやスペイン料理専用食材として約50万tが輸出されている。



 また、EUの国々はかつての植民地支配時代に植民地に生産物を分担させていたため、世界大戦で自給化の重要性を認めることとなり、現在にいたるまで経済性よりも自給性を基本とした農政を行っている。